風俗・ナンパ放浪記

元ヘビー童貞の日常

風俗で満足①

21歳にして童貞を卒業し、童貞から素人童貞にレベルアップした俺はこれまでの反動なのか性欲が半端ないことになっていた。



当時大学生で一人暮らしだった為、一人の時間にはひたすらセンズリをしていた。

一人暮らしのメリットはセンズリし放題なところだ!

と常日頃思っていた。

ちなみに1日の射精回数のMAXは6回だ。


当時は今のようにスマホもなかった為、結構ツタヤにもAVを借りに行った。

ちなみにはじめてレンタルしたDVDのタイトルは

〔本当にあった精子バンク〕

マニアックすぎである。

なぜ上記の作品を選んだか覚えていないが、レンタルの列に並ぶ際おっさんのレジに並んだが、

前の客が何やらもたついていたせいで急遽女の人のレジに並ばされることになったことは覚えている。

大人しそうな女性だったがさぞかしタイトルを見てキモいと思ったことであろう。



そんなこんなで童貞を捨てたものの、まだ彼女が出来るには程遠いレベルで女子免疫の低かったおれは、

ある日地元の連れと遊ぶことになった。



友人の名前はユウジ、



高校時代からの連れで当時は専門学校に通っていた。

何かのきっかけで連絡を取った際に飲もうと言った話になったのだ。

久しぶりに会ったユウジは相変わらずだった。

ブサイクではないがシャクレており猫背、発言もネガティブな奴だ。

そんな訳で彼もまた童貞だった。



二人で久しぶりの再会にテンションが上がり、適当な居酒屋に入った。

男二人で飲んでいると童貞同士でも話は下ネタになっていく。

程よく飲んだところでユウジに飛田に行ったことを伝え、女体の素晴らしさを偉そうに語った。

ユウジはその話を目をキラキラさせながら楽しそうに聞いてくれた。

傾聴態度100点満点だ。



その後も近況を話したり、高校時代誰が可愛かったなどの話をし、気付けば外は少し明るくなっていた。



とりあえず店を出て始発まで時間があるからどうしよう?などと話をしているとどういう流れか風俗に行こうという話になった。

まさか童貞と素人童貞でこの流れになるとは夢にも思っていなかった。



場所は大阪のミナミ、いろいろ調べた結果ホテヘルに行くことにした。

調べた店では合言葉を言うと2000円割引になるキャンペーンをしていた為、ジャンケンで負けた方が合言葉を言うことになった。



俺はジャンケンに勝利した。

しょうもないところで運を使うタイプだ。



そして朝4時頃、受付のあるビルに行き、ビルの外でシステムの説明を受けた。



料金は70分1万ちょっとだった記憶がある。

説明が終わったところでユウジにアイコンタクトを送ると人見知りのユウジが強面の店員に一言

「すいません…合言葉で割引ってHPに書いてあったので言いますね…… ツ、ツルマン!……」



「あー、はーい」



ユウジの性格上初対面の人にツルマンなんて言えるタイプじゃないが頑張って言ったのだろう。



その結果が「あー、はーい」である。

なんだか虚しい気持ちになったのと同時に恥ずかしがりながら発言したユウジの姿がツボにハマりニヤニヤしてしまった。



その後近くのビジネスホテルに案内され、ユウジと謎のハイタッチをした後各自部屋に入り嬢を待つことにした。



部屋に入り一人になるとワクワクが止まらなくなっていた。

一晩中下ネタを語り、酒を飲みムラムラしたところで女体を弄ぶことが出来るのだ。

今回は2回目の風俗、前回でムスコを見られる免疫もついたし、ホテヘルということで大好きなフェラをたっぷりしてもらえると思うと生きててよかったと強く思った。



しばらくすると女性の話す声が道路側から聴こえてきた。

マッハのスピードで窓際に行き窓を開けると、

そこにはデブ女が二人、喋りながらホテルに入ろうとしているところだった。



ホテヘルデビュー戦でパネマジの洗練を受けたのである。



考えてほしい。

ファミレスでパスタを頼んだのにフライドポテトが来た場合、店員に伝えると謝罪の後パスタに戻してもらえる。

しかし、風俗業界では長身スレンダーお姉さん系Dカップを頼み、子デブ動物系Fカップが来ても、それを店員が長身スレンダーお姉さん系Dカップだと言い張れば、

それはもう子デブ動物系Fカップではなく長身スレンダーお姉さん系Dカップなのである。

なんとも理不尽な業界だ。

俺はこの業界のシステムのせいで何度か痛い目を見たことがある。

政治家は何をやっているんだと言いたくなる社会の闇の部分である。



話がズレたが程なくしてインターホンが鳴り、小太りの女がノシノシと部屋に入ってきた。

恐らく年は3つ程上だろう。

名前は忘れたが舌ピアスの空いた小太りだ。

タイプではない、キスもしたくない。

ただ不潔な感じはしなかった。

小太りは入ってくるなりハイタッチをし、喋りかけてきた。

「朝一から元気やなー。若いわー!よく来るん?」



「いや、友達に誘われたんですけどはじめてで…」



「そうなんやー、緊張してへん?リラックスしてや」



「はい…」



その後シャワーを浴びベットに移った。



「何して欲しいとかある?」



「てかホテヘルってどこまでしていいんですか?」



「エッチはなし、舐めたり触ったりはいいよ」



「そうなんですね…んじゃ舐めてもらって良いですか?」



「オッケー。んじゃ乳首から舐めてあげよう」



小太りはそう言うと未開発の乳首に舌を這わせてきた。



想像以上の刺激に体がびくっとなった。



「乳首弱いん?」



そう言うと巧みな技を駆使し俺の乳首を開発していった。

そしてそのまま下に移動したかと思うとパンツをズラしオレの息子を口いっぱいに含み上下運動を始めた。



かなりの快感である。

あまりの快感にトロけそうになっていると



肥大化したムスコをマジマジ見ながら

「ってかお兄さん見た目で思ってたよりデカいな!自慢できる大きさやで!」

と不意にムスコを褒めてくれた。



素直に嬉しかった。

営業トークだったかもしれないがこの一言でまた少し女性に自信を持つことが出来た気がする。



見た目は良くないがとても明るく性格の良い嬢なのでオレも話やすく、念願の玉舐めも体験させてくれた。



しかし一晩ムラムラし続けたムスコが絶頂を迎えるのは思った以上に早く射精感が込み上げてきた。



「ヤバイっす。これってイク時どうしたらいいですか?」



「もう行きそうなん?そのまま口で受けたるで」



「マジすか?じゃあ失礼します…」



〔ビュルッ!ビュルルルル!ビュルル!〕



それは過去一の射精量だったかもしれない。



嬢はイッたあともしっかり絞り出してくれ、俺の子種を口からティッシュに吐き出し、

「溜まってたんやな。まだ時間あるけど全部出しとく?」

とまるでヘレンケラーのような気遣いを見せてくれた。



オレはお言葉に甘え2ラウンドを頼んだ。



2ラウンドは比較的舐め回し焦らす感じのフェラを多用してくれた。

裏筋を舌先で刺激してくれたのだが丸い舌ピアスが裏筋にコリコリあたり程よい刺激を与えてくれる。。。



我慢汁が鼻についても嫌な顔一つせず、まるで大好物のキャンディーのように俺のムスコを舐めてくれる嬢には感銘を受けた。

この時、人は見た目じゃないと心の底から思った。



程なくして2発目の射精もしっかり受け止めてくれ、

お掃除フェラもしっかりしてくれた。

その後は美味しいご飯屋さんの話をするなどして終わりの時間を迎えた。



結果的には見た目以外は満足である、サービス精神と技で見た目のハンディーキャップを吹き飛ばした彼女には尊敬の意しかない。

社会に出たらあのような姿勢で仕事に取り組もうと強く思った。



オレは心の底からのありがとうを彼女に何度も伝え、別れた。



終わり次第マクドに集合の算段だったため、2人で朝マックを食べながら反省会をした。

ユウジも嬢はパネルと全然違ったらしい。

結局フェラで抜いてもらったのと、

ブスと思いながらも女性器をじっくり観察したかったユウジはしっかりクンニまでしたというのだ。



オレは理解できなかったが女のアソコがションベン臭かったと言いながらコーヒーを飲むユウジの目には一筋の涙が流れていた。

きっとグロい現実を知ったショックか、初の女性との体験で不快な思いになった自分が情けなかったのだろう。



オレは何も言わなかったがユウジの気持ちがわかるような気がした。



だって俺たちは女に幻想を抱き続けてきた童貞と素人童貞なのだから…