風俗・ナンパ放浪記

元ヘビー童貞の日常

裏風俗で満足

アレは大学3年の真冬の出来事だった。



オレは雪の降る中バイクを走らせ深夜バイトに向かい、何事もなく仕事を終えた。

仕事が終わったのは夜中2時。



雪は雨に変わり素人童貞のオレに容赦なく降り注いだ。

激寒である。



鼻水を垂らし、家路を急ぐ。

大阪市平野区を通りかかった際雨の中チカチカ光る看板が目に入った。




名前は忘れたがチャイエスの看板だった。

このままでは凍死してしまう。



そう思ったオレは日頃の労を労うことにし、謎の決断力で急遽チャイエスの世話になることにした。



雑居ビルの2階にあるその店は胡散臭く、異様で、それでいてどこかエロティックな雰囲気を醸し出していた。



素人童貞のくせに行動力のあるオレは吸い込まれるように店内に入った。



中に入るとベルの音が鳴り、奥から40半ばの中華系のマダムが三ツ矢サイダーを片手に出てきた。



オレはマッサージをしてもらう予定だったがマダムに促され、1万のアカスリのコースを選択した。



ベッドのある個室に案内されると服を脱ぐように言われ、全裸になったところでこれからの展開にドキドキワクワクしていると、先程のマダムとは違う30代後半の普通の女性がショートパンツにタンクトップの出立ちで部屋に迎えに来た。



「シャワーイコウ」



そう言われ子犬のように着いて行くと、4畳ほどの浴室に案内された。

浴室の真ん中には薄ピンクのエナメラスな素材の台があった。



嬢に手を引かれシャワーの前に立つとお湯をかけられ、「サムカッタネー!トリハダスゴイヨオニイサン!」と言いながら首から順に、誰が使ったか分からんタオルで洗われた。



冷え切った身体を誰が使ったか分からんタオルで丹念に洗ってもらい、気分は最高である。

エロ抜きで相当気持ちよい。



嬢は笑いながら股間に手を伸ばすと「サムイカラカタクナッテルヨ!」と言いながら寒さで縮こまり、干し柿のように硬くなったキンタマをお湯をかけて丁寧にほぐしてくれた。



嬢のおかげでジュニアは平常時の柔らかさとサイズを取り戻し、心と体はリラックス状態になった。



一通り体を洗ってもらうと嬢の「ウツムセクダサイ」の指示に従いエナメラスベッドにうつ伏せで寝転んだ。



アカスリグローブで首から足先まで丹念に擦ってもらい大量のアカでエナメラスベッドは汚染された。

「オニイサンアカスゴイ、オワッタラハダスベスベでキモチイヨ!アタシノハダモアカスリデスベスベヨ!」と言い太ももをオレの方に突き出してきた。



アカまみれの汚い手で嬢の太ももをさすると、確かにスベスベで最高の手触りだった。

この太ももにチンポを挟んで擦って欲しいと心の底から思った。



嬢は太ももについたオレの垢を無言で流すと

「アオムケクダサイ」と指示を出し、丹念に首から前面のアカスリを始めた。



その間肉棒は丸見えの状態でドMのオレは心底興奮した。



股間周りを洗って貰う際、手が当たるだけでドキドキし心の中ではスタンディングオーベーションが起きていた。



アカスリの後全身を優しく泡で洗われ流された後、仰向け状態でリラックスしているオレを横目に、嬢はお好み焼き屋のソース入れのような入れ物に入った透明の液体を手に取ると、それを手の平に伸ばし、おもむろにゆっくりとオレの肉棒をしごいてきた。



当時ウブだったオレはチャイエスでお店によってはこんなサービスがあるなど全く知らず、健全にアカスリだけしてもらい帰るつもりだったので急な展開に頭がフリーズした。



しかし初めての手コキ技に肉棒は素直に反応しフル勃起状態である。



嬢はフル勃起の肉棒をマジマジと見ながら

「オニイサンスゴイヨ、カッコイイオチンチン!」とめちゃくちゃな褒め言葉でオレの肉棒を絶賛してくれた。



照れながら感じるオレを見ながら嬢は亀頭に狙いを定め、5本の指先で亀頭をつまむと、指先で亀頭をひねる様な技を繰り出してきた。



もともと早漏気味、急な手コキに面食らっていたオレは味わったことのない快楽に飲まれ、

「あっ…あっ…あぁぅ♡…」と情けない声を出しながら子種を放出した。



手コキ開始から2.3分の秒殺劇であった。



嬢は子種を最後まで絞り出すと

「オニイサンイキナリデタカラビックリシタヨ‼︎ハジメタバカリヤン!」とビックリした顔で手に付着したオレの子種と顔を交互に見ながら呆れたように笑っていた。



「ごめんごめん!気持ち良すぎました」と言葉を返し、その後嬢に肉棒を洗ってもらい服を着て帰り支度をした。



店を出る際受付にいたマダムに

「オニイサンアリガトウ♡キタトキヨリツカレガトレテオトコマエヤン♡」と喋りかけてきた。



オレがアカスリがとても気持ち良かったと礼を言い、営業日などの話を聞いていると先ほどの嬢が受け付けに来てマダムと中国語で何やら会話を始めた。



嬢が何かを言い終えると、マダムは笑いながらのけぞり、手を叩いて爆笑していた。



マダムは一旦落ち着くとオレの方を見て、

「オニイサンセッカクサービスシタノニモッタイナカッタネ笑 ソロハキタエタホウガオンナノコヨロコブ、オトコマエナノニモッタイナイヨ!」



と、どストレートに人を早漏呼ばわりし、申し訳程度にオトコマエというワードでフォローを入れてきた。



金を払いアカスリをしてもらい、早漏という情報をスタッフ間で共有され笑われる。

ドMなオレには最高のシチュエーションであった。



その後また来ると言い店を後にした。



手コキの魅力に気付いた20歳の夜。

今でも初めての手コキの感覚は脳に刻まれている。



それからしばらくし、またアカスリと手コキを楽しもうとその店を訪れたが看板は撤去され、空き店舗の紙がドアに貼られていた。



冷静に考えるとファミリーで賑わうイオンの目の前にいやらしいネオンの看板が光っていたので相当攻めた出店だったのかもしれない。



あくまで予想だが警察に摘発されたのかもしれない。

仕方ないとはいえ寂しい限りである。



あの日を境にオレの気まぐれチャイエス巡り、回春マッサージ巡りの日々が始まった。



また思い出深いハンドサービスを綴っていこうと思う。




おしまい