夢へのストローク〜 脱・童貞 上
どうも、タカシマンです。
前回のブログで俺が女性不信になったきっかけを説明したがそのまま時は経ち、おれは22歳になった。
中学・高校・大学生活で彼女が出来たのは1回、
(あまりのヘタレ具合に手を繋ぐことすら出来ず付き合って2ヵ月で振られた)
ゴリゴリの童貞のまま就職活動の時期を迎えた、
もし童貞というものが宅建や社労士並みに誰もが認めるものだとすればオレは秒殺で内定をゲット出来ていただろう。
しかし現実は甘くない、むしろ面接で童貞をカミングアウトしたらマイナスポイントになる気すらする。
女面接官が筆下ろししてくれるのはAVの世界だけでありリアルは残酷なものだ。
女性への苦手意識が強いのでグループディスカッションで可愛い子がいたら噛みまくって何が言いたいのか分からなくなるから死活問題だ。
とある日も面接を終え帰路についた…
その日の前日まで面接には10社以上落ち自尊心はズタボロ、なんだかムシャクシャした気分のまま地下鉄御堂筋線に乗った。
前日遅くまで筆記試験の勉強や面接の練習をしていたため眠たい、それに面接対策に集中しすぎて日課のセ◯ズリをしていない事に気付いた。
「ムラムラするなぁ」などと思いながら周りのOLの足をチラチラ見ていると電車が止まった。
「動物園前〜動物園前〜」
動物園前駅に着いたのだ。
ムシャクシャした上に前日からオナ禁中のおれはとっさに電車を降りた。
なぜ動物園前で降りたかって?
それは触れ合いコーナーで動物にアソコを舐めさせようと思ったからである。
もちろん冗談だが…
答えは飛田新地があるからだ。
ここ飛田新地は全国トップの赤線地帯であり、マイホームタウンからもチャリで15分ほどと絶好の抜きスポットなのだ。
極度のストレスで異常にムシャクシャしていた俺は
とっさに飛田新地で大人になろうと決意したのである。
飛田新地では15分11,000円でお姉さんといろいろ出来る。
15分で足りなければ20分1万5000円といった感じで金さえ払えば顔を直接みて選んだ譲といろいろできるのだ。
ちなみに過去に一度見にきたことがあったが、恥ずかしすぎて女の子の顔など見ず地面を見て歩いていた記憶がある。
しかしその日の俺は違った、覚悟を決めた以上はじめての相手を真剣に選びたいと思った。
時間をかけ隅々の店まで歩いたが決めきれない…
殆どの嬢が初めての相手として不足なしのレベルなのだ。
それが逆に悩む…
選択肢は3つ。
1.ゴリゴリのギャルに童貞を小馬鹿にされながら体験させていただく。
2.落ち着いた雰囲気のお姉さんに優しく教えてもらいながら体験させていただく。
3.とりあえず顔の好みで選びガムシャラに体験させていただく。
悩みながら歩いて行ると店の前で客引きをしている通称:やり手ババアに頻繁に声をかけられる。
俺の経験から言うと基本的に
「おにぃちゃん!この子サービスえぇで!」
「おにぃちゃん!そろそろ決めや!」
「おにぃちゃん!見て!こんなに可愛い子!新人さんやで!」
この3大接客用語をメインにたまにアドリブをかましてくる。
この日の俺が言われたのは「おにぃちゃん!何周まわってるん?カッコ悪いで!」だった。
このやり手ババアはおれが女子に馬鹿にされることにトラウマがあることを知っていてか俺がリアクションしてしまうワードを的確にチョイスしてきた。
プロの客引きに脱帽である。
オレは餌を求める野良犬のようにスーっとやり手ババアの店に近づいた。
その店に座っていた嬢は周りの店より一回り年のいっているであろう30代半ばくらいの落ち着いた譲だった。
はっきりいってレベル的には他の嬢の方が高いと思うがその嬢はニコっと笑いながら「お兄さん、迷ってるなら頑張るから私にしとき!」と直接声をかけてきてくれた。
珍しく綺麗なお姉さんに微笑みかけられたオレは
「よろしく」とだけ言い二階に案内された。
2回に上がると金を払いお茶をもらった。
嬢はゆきさんと言いショートへアーで大きな目をしており細身だ。
オレは頭の中で
今日のコンセプトは
(大人のお姉さんにいろいろ教えてもらいながら体験させていただく)で決まりだな!と思い想像を膨らませていた。
すると不意にゆきさんに喋りかけられた。
「お兄さんよくここ来るん?」
「いや、友達が良いって言ってたからおれも行きたいなと思って」
「そうなんやー!選んでくれてありがとう。嬉しいわ!んじゃ服脱いで寝転んでな♪」
女性にとっさに喋りかけられビックリしたのを悟られないように頑張ってタメ口を聞き、女慣れてますよアピールをしたつもりだったが、思いのほか会話が早く終わってしまった。
しかも何故かキョドって女慣れてますアピールをしてしまったので童貞を伝えたるタイミングを完全に無くしてしまったのだ(TT)
はじめては優しく教えてもらいたかったが変にカッコをつけたため計画がパーになってしまった…
そしてついにオレはその時を迎えることになる。
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